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船底塗料について

ボート・ヨットのオーナーの皆さんより船底塗料や塗装方法についてよく質問を受けます。
船底塗料とは、船底に付着する水棲生物(フジツボなど)を防ぐための塗料です。
船底に付着があると、スピード・燃費・振動などに影響します。また、美観の役割もございます。

昔は、スズ成分が含まれた塗料が使用されていましたが、現在は環境問題より亜酸化銅系の塗料が主流です。
ただし、アルミ艇では電食が起きるので使用できません。

 
船底塗料の種類
自己消耗型・自己研磨型

塗料自身が少しずつ溶けていき、水棲生物が嫌う成分である防汚剤も同時に溶けていくことで、付着を防ぐ効果があります。防汚剤が少なくなると効果もなくなってしまうので、定期的に塗り替えが必要です。塗り替え時期は、メーカー推奨時期や係留海域や使用頻度により異なりますので、ご自身でデーターをとられることをお勧めします。

クルージングヨット、プレジャーボートに適していると言われています。

参考:日本ペイント・マリアートAF、ボ−トガードエキストラ、中国塗料・シージェット

高硬度型

硬い塗装面から防汚剤が溶け出し、付着物を寄せ付けなくするタイプの塗料です。塗料表面は硬く強く仕上がります。高速艇・陸置艇の塗料としてお勧めです。

レーシングヨット、・スピードボート、ダイビングボートに適していると言われています。

参考:インタースピードウルトラ、トライラックス

漁船用塗料について

漁船は毎日のように使用するので、漁船用の船底塗料は高稼働に適したものがお勧めです。
プレジャーボートヨットは、漁船に比べ稼働が少なく、係留時間が長く、水棲生物が付着しやすいので、プレジャーボート用塗料になります。ただし、プレジャーボートヨットでも漁船と同じように使用頻度が高い場合は、漁船用の船底塗料もお勧めです。

参考:日本ペイント・うなぎ塗料

 
使用塗料の量について(2回塗りの目安)
  ヨット ボート
16F〜18F 4kg 4kg
20F〜23F 5kg 6kg
24F〜26F 6kg 8kg
28F〜30F 8kg 10kg
33F〜37F 10kg 12kg
※上記表はあくまでも目安なので、船底の状態や塗装方法により異なります。
予めご了承ください。

 
船底塗装の手順
1、付着物及び塩分除去

付着物などを
スケラー(コテ)で掻き落としたあと、清水で塩分除去します。
 
2、サンドペーパー掛け

塗り替えの場合、旧塗膜の除去のため、船底にサンドペーパー掛けを行います。
旧塗膜の除去が一部か全面かは状態により異なります。
旧塗膜と違う種類の塗料を使用する場合は
全面除去やバインダーコートが必要になる場合があります。ペーパー掛けの後、清水などで表面のほこりを取り除きます。

バインダーコート参考:中国塗料・シージェット015
インターナショナル・プリモコン インタープロテクト
 
3、塗装

喫水に沿って
マスキングテープをはります。
(※新艇の場合はFRP用の
プライマーを塗ります。)
塗料はよく攪拌し、塗料の粘度や温度に応じて、
専用シンナーを入れて調整してください。

塗装面が乾燥したら、
2回目の塗装を行います。
1回目の乾燥時間は季節により異なります。(目安:夏は5時間程度、冬は10時間以上)
喫水部分は少し厚めに塗装されることをお勧めします。

プライマー参考:日本ペイント・マリアートP100 

 
4、仕上げ

マスキングテープをはがします。
2回目の塗装後、十分乾燥させてください。

 
5、その他

合金部・プロペラには、
プロペラ・ドライブ防汚塗料を使用します。

参考:日本ペイント・マリアートBOX 中国塗料ペラクリンセット

 
6、準備するもの  

下図以外のもの:帽子、メガネ、防塵マスクなど、

船底塗料・刷毛

ローラー

トレー

マスキングテープ

サンドペーパー

手袋